ピラティスをしていて「どこに効いているのか分からない」という方の特徴

ピラティスレッスンをしていて、インストラクターが意図している所に「負荷を感じない」という方がいらっしゃいます。


例えば
ピラティスでお腹(腹横筋)のトレーニングをしていても

お腹に効いている感じがしない

どこに効いているか分からない


という方がいらっしゃいます。

そんな方は、運動が好きでトレーニング歴も長いという方に多い気がします。

身体を緊張させているために肩・首・脚など、無意識に違う部分を使って代償運動してしまっています

そのためお腹の筋肉が使えていないので、「お腹に効いてない!」と感じていたのです。


どうしたら、お腹の筋肉を使えるようになるか?

余計な力を抜いて、「効いている!」と感じられる方法を説明していきます。

目次

体の力が抜けない!

ピラティスの動きの特徴として、終動負荷という考え方があります。

終動負荷とは

動き始めは負荷は軽く、動きの終りに最も負荷が高くなるようにすること

例えばダンベルなどを使う筋トレはこの逆になります。

ピラティスではいかに動き始めをリラックスし負荷をかけないことが重要なポイントになります。

運動好きな方が陥りやすいこと

運動が好きな方がピラティスを始めると、この「動き始めにリラックスする」という感覚が分かりにくいことが多いです。

初動でグッと力んでしまうことに慣れているので身体が緊張してしまい、どの部分を効かせているか分かりにくくなります。

ピラティスでお腹(腹横筋)のトレーニングをしていても、お腹に効いている感じがしないので「お腹に効かせなきゃ」と、どんどんニュートラルポジションを崩して自己流の腹筋運動を始めてしまう…

これでは、せっかくプライベートレッスンをしていても自己流レッスンしているのと変わらなくなり、なかなか身体も変化しません。

逆に、運動未経験の方はまっさらな状態からスタートするため、初動のリラックスが上手にできます。

初動で力むクセがなく、素直にトレーナーの言う言葉通りに動こうとするため、身体もどんどん良い方向に変化していきます。

どうすれば余計な力が抜ける?

ポイントは呼吸です!


動きと呼吸は、切っても切り離せない関係です。ピラティスでも呼吸はとても大切な要素です。

浅い呼吸やテンポの早い呼吸ですと、特に肩や肋間筋が緊張してしまいます。

「呼吸が上手くできていないな」と感じたときは、呼吸の練習から始めることもあります。


深く細い呼吸ができるようになると、息を吐き始めた時に身体の力が抜ける感覚を感じられるようになっていきます。

さいごに

ダンスの指導をしている私は、ダンスレッスンでも同じことを感じます。

ダンスは身体の中心部から、いかに四肢を遠くに離して使えるかでダイナミックな動きを作りだします。

初動で力むことで身体は緊張し、四肢が身体から開放されるどころか逆に小さく縮こまってしまいます。


色んなスポーツ、ダンスを経験した方ほど、指導者の言葉を自分の中で変換させしまい「そんなこと言ってないよ〜」なんてことをしてしまったりします。


私の師匠もおっしゃいますが、上達のカギは

どれだけシンプルで素直でいられるか


慣れで動いてしまいがちですが、今一度自分の呼吸や動きを真っさらな気持ちで見てみると色んな発見や気づきがあるかもしれません。


よく『歳だから身体が変わらない』なんて話を耳にしますが、
私のピラティスのお客さまを見る限り年齢ではなく、「考え方やどれだけ素直に指導者を信頼し動けるか」が重要なポイントだと感じます。


もちろん、『この先生信用できる!』と思っていただけるよう、私たちも勉強し続けることが大切だと考えています!!

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