ピラティスをやっていると「コアが大切」って良く聞くけど
コアって結局なに?
鍛えるとどんなメリットがあるの?
などよく質問を受けます。
そんな疑問をお持ちの方へ、ピラティスでは「なぜコアが大切なのか」について解説します。
- コアが使えないと起こるデメリット
- コアが使えると身体がどう変わるのか
- コアを鍛えるときの注意点
ピラティスを通して、体も心も軽やかに変わる未来を一緒に目指していきましょう!

はじめに「コア」とは?
「コア」とは、体の深層にある見ることのできないインナーマッスルのこと。

一方、ボディービルダーのように見ることのできる筋肉をアウターマッスルといいます。
「コア」というと、お腹のイメージが強いですが、実は背中や骨盤周りの筋肉も含まれています。
- 腹横筋(お腹の奥深くにある)
- 横隔膜(呼吸するときに使う)
- 骨盤底筋群(骨盤を支える)
- 多裂筋(背骨に付いている)
コアが使えないとどうなる?
コアがうまく使えないと、日常でもレッスンでもいろんな問題がでてきます。
日常生活で起こるデメリット
インストラクターから「力を抜いてください」と言われて「どうやって力を抜くか分からない」と思ったことありませんか?
そんな方は、コアがうまく使えていない可能性が高いです。
- 腰痛や肩こり
-
コアが使えていないと、腰や背中に負担が集中しがち。
ひどくなると頭痛にまで発展します。 - 疲れやすくなる
-
体の力が抜けずに余計な筋肉を使うので、ちょっとした作業でもヘトヘトに
最近疲れやすいと感じる方は体に力が入っていないか意識してみてください。 - 呼吸が浅くなる
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コア(特に横隔膜)を意識しないと、浅い胸式呼吸が増えて体が緊張状態に!
深くゆったりとした呼吸はリラックス効果があり、ストレス軽減や集中力UPにつながります。 - 姿勢が崩れやすい
-
ストレートネックや猫背など、見た目の姿勢にも影響します。
- バランスを崩しやすい
-
転びやすい・つまずきやすいなど、ちょっとした動きでも不安定に。
コアの強化は、パフォーマンス向上にもつながるのでスポーツや習い事(ダンスなど)が劇的に上達したりします。

ピラティスレッスン時に起こるデメリット

コアを使えてるか使えていないかで、レッスンの質が大きく変わります。
ついつい力体を固めて力が入りすぎてしまうので「どこに効いているのか分からない」という状態になってしまいます。

- 力が入って固めてしまう
-
ピラティスの理想は力を抜いて、伸びながら動くことです。
コアを鍛えようとすると、全身にギューッと力が入ってしまい、コアが全く使えていないということがよくあります。 - コアはお腹だけではない
-
コアというとお腹のイメージが強いですよね。
背中や骨盤周りなど、コア全体を意識して動けないとレッスン効果が半減します。 - 手足・足先から動いてしまう
-
多くの方は指先・足先から動きだしてしまいます。(足先を固めないと動きだせないことが原因)
ピラティスではコアから指先・足先への動きが大切です!
コアが使えると身体がどう変わるのか?
では逆に、コアが使えるようになるとどんな変化があらわれるのでしょうか?
コアが目覚めると世界が変わります!
- レッスン効果がUP
-
ピラティスレッスンは、コアが使えるようになってからがスタートです!
コアを使ったトレーニングができるようになるとボディメイクの効果がでてきます。 - 姿勢が自然と整う
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骨盤・背骨を支えるので、立ち姿・座り姿が安定し背筋が伸びる。
印象も大きく変わり若々しく見えます! - 肩こり・腰痛の改善
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姿勢が改善されることで余計な負担がかからなくなり、肩こり・腰痛が改善します。
頭痛が起きなくなることも! - 疲れにくい身体に
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「必要な筋肉だけを効率的に使う」動きに変わりムダな力みがなくなります。
身体がリラックスし疲れにくくなります。 - 関節への負担が減り、痛みが出にくくなる
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日常生活の動きに変化が!
体の中心から自然に手足へ力が伝わり、無理のないスムーズな動きになります。
関節の負担が減り、膝や股関節の痛みが軽減します。 - 呼吸が深くなりメンタル面の変化も
-
呼吸も自然と深くなります。
深い呼吸はストレス解消やリラックス効果を高め、心の余裕にもつながります。 - 動きに「伸び」と「しなやかさ」が生まれる
-
ピラティスの大切な考え方「エロンゲーション(伸びながら動く)」を実感できます!

コアが使えるようになると、ただの筋トレでは得られない「動きの軽さ」や「日常の快適さ」を感じられるようになるのが魅力です✨
コアを鍛えるときの注意点
「コアを鍛えよう!」と思うと、お腹だけに力をギューッと入れすぎてしまいがち。
でもそれでは逆効果なんです。
コアを鍛えるときに大切なのは
- ギューッと固めない
-
ピラティスでは「力を抜きながら伸びる」感覚がとても大切です!
「伸びながら使う」ことで、呼吸も深まり、動きがよりダイナミックになります。 - コアは「お腹だけ」じゃない
-
背中側(多裂筋など)も意識することで、体の中心から全身へエネルギーが流れるようになります。
これが、手先・足先まで無理なく力が伝わる秘訣です。 - 呼吸を止めない
-
お腹に意識がいくと呼吸が止まってしまいますよね。
呼吸を止めると逆に力がうまく伝わらず、全身がこわばってしまいます。 - 急に負荷をかけすぎない
-
姿勢が崩れていたりコアが使えていない状態で重い負荷をかけると、腰などを痛めやすいです。
- 全身の連動を大切に
-
「お腹だけ」「背中だけ」と部分的に頑張るのではなく、呼吸とともに全身が連動する感覚を育てましょう。
コアからから指先・足先へ動きを繋げることが大切です。 - 日常動作にも活かす意識を
-
レッスン中はコアを使えても、日常生活ではコアを使えてないというお悩みをよく聞きます。
日常生活でもコアを使えるようなレッスンを目指しています。
コアの感覚がつかめると、体の芯が働きながら、余計な力みが抜けていきます。
さいごに
コアが使えるようになると、体の安定感はもちろん、メンタル面でもポジティブな変化が起こります。
ピラティスを通じてコアを目覚めさせると、姿勢や疲れにくさ、心の余裕まで変わります。
まずはギューッと固めずに、呼吸と一緒にコアから「伸びながら」動く感覚を意識してみてください
あなたのコアが目覚める瞬間を、全力でサポートしていきます!
