プライベートスタジオをオープンして、多くのお客様の身体に良い変化が現れてきて、心からスタジオを始めて良かった〜と思う今日この頃です。
日々お客様の身体を診たり、お話を聞いて感じたプライベートピラティスの効果と特徴や私のピラティスへの思いなどを改めてまとめてみました。
ピラティステトテのレッスン
プライベートピラティスの良さは
- 定期的に身体をチェックすることで身体の不調を防ぐことができる
- 忙しい方にとってありがたい効率的なトレーニング
- その方に合わせたトレーニングを行うことで身体の変化を感じるのが早い
プライベートピラティスに通われているお客様の多くは月4回のコースを選ばれています。
毎週定期的にレッスンに来て、まず行うことはお身体のチェックです。お客様から身体の調子をうかがいながら、左右のバランスや重心の位置、筋肉の緊張などを確認します。
お身体をチェックをして、例えば「腰が痛くなりそうだな〜」とか「肩が痛くなりそうだな〜」なんてことを予想し使い過ぎて緊張している筋肉をゆるめていきます。
その後お客様にとって必要な筋肉を中心にトレーニングを行っていきます。レッスン終わりにもう一度身体のチェックをして、筋肉のバランスが取れているかなどを確認します。
レッスンはもちろんツラいのですが、レッスンが終わると皆さん「スッキリ身体が軽くなった!」と言ってくれます。
「集中力がアップして仕事がはかどった」とおしゃっていただくこともあります。
お客様1人1人、お仕事、日々の生活スタイルが違う中で身体のようすも全く違ってきます。
その方に合わせたトレーニングを行うことで効果があらわれるのが早く、毎日がむしゃらに運動する必要がなくなります。
私とピラティスとの出会い
私は長いことダンスを踊っています。
この先生すごいな〜と密かに師匠とよんでいる方に巡り合ったのが15年くらい前です。
何がスゴいかというと、バレエレッスンがすべて論理的で解剖学的に組み立てられているのです。
当初多くレッスンが腕の位置、脚の位置はここ!プリエはこう!と形から入るものが多かったように感じます。
ですが、師匠は身体の造りから考えてベストな腕の位置、脚の位置、プリエは身体のどの部分を使うべきかなど、丁寧に理由を教えてくださいました。
形だけをまねるのと理由が分かってレッスンするのでは身体の変化が全く違います。
そんな師匠はダンサーとして活躍した後、イギリスのロイヤルバレエで先生になるための勉強をされた方で、もちろんピラティスも教えることもできます。
私ももっと身体について学びたいと思いピラティスの勉強をはじめました。
ピラティスの勉強を始めて資格取得後に、私が指導しているコンテンポラリーダンスのレッスンでピラティスを取り入れました。
ピラティスのトレーニングを30分位取り入れることで、身体のコアといわれる体幹の意識ができてきて
「バランスが取りやすくなった」
「ターンが回りやすくなった」
などの声が聞こえるようになりました。
プライベートスタジオを立ち上げた理由
グループレッスンの指導から始めた私ですが、やればやるほど
「人によって身体が違うこと」
「私がレッスン中に行う説明に対する受け取り方が違うこと」
を感じました。
ピラティスは身体の位置や角度が1センチ違うだけで使う筋肉が変わってきます。
その1センチは本人だけでは気がつくことが難しく、私も定期的に先生のレッスンを受けてチェックしています。
グループレッスンでは一人一人に時間をかけることができず、もっと丁寧に身体と向き合いたいという気持ちが強くなりプライベートピラティスのスタジオを立ち上げることにしました。
現在私のプライベートレッスンに通われているお客様は口々に「ピラティスはプライベートじゃないと難しいわね〜」とおっしゃいます。
グループレッスンに通われたり、動画を観ながら自己流でトレーニングされていた方々は「自己流では身体の変化をあまり感じなかった」とのこと。
人はそれぞれ使いやすい筋肉があります。
ピラティスではその使いやすくて使いすぎた筋肉を休ませ、普段眠っている筋肉を起こす作業を行います。
ところが自己流で行ってしまうとついつい使いやすい筋肉を使ってワークしてしまいます。
それでは、あまり効果がでないどころか身体を痛めてしまうこともあります。
プライベートピラティスも色々あります!
プライベートピラティスも指導者、スタジオによって色んな特徴があります。
ピラティスにも華道のように流派があり、学ぶ流派によって考え方が少しづつ変わってきます。
- リフォーマーといわれるマシーンを取り入れているスタジオ
- ピラティスだけでなく他のツールも取り入れているスタジオ
- 色んな先生が在席しているスタジオ
- 手でお客様に触れず声がけだけでレッスンを進める先生
では、私のプライベートピラティススタジオの特徴です。
- PHIピラティスエクササイズは、全て解剖学や運動学に基づいています
- マットピラティス専門スタジオです
- 手で身体の位置を修正するアジャストを多く取り入れています
「ピラティスは汗をかかない」なんてイメージを持たれることもあります。
ダンス歴が長い私のレッスンでは汗をかくことの爽快感も大切にし、気持ちよく流れのあるレッスンになるよう心がけています。
プライベートレッスンとグループレッスンの違い
プライベートレッスンを週1回受けるなら、グループレッスンを週3回受けたほうが効果的では?
そんなご質問を受けることがあります。
週に1度プライベートで普段意識しない筋肉をトレーニングすることで、筋肉が使い方を記憶しています。
その身体の状態で歩く・家事をする・お仕事をすると自然にバランスよく筋肉を使うようになり調子の良い状態が持続します。もちろん記憶は薄れていくため再びレッスンをして記憶を呼び覚ます。
こうして日常からその方にとって必要な筋肉を使う状態を目指します。
週3回のグループレッスンは、細かく指導を受けられないためピラティス初心者の方にはあまりおすすめしません。
もちろんダイエットなどには効果があると思いますが、自己流で動くことで腰痛などの原因になることもあります。
グループレッスンはピラティスの知識がある方、定期的にプライベートレッスンを受けている方には非常に効果的だと考えています。
tetoteでもオンライングループレッスンやダンスレッスンでもピラティスのグループレッスンを取り入れています。
グループレッスンを行っている理由は、「ピラティスの良さを体感していただきたい」という思いで行っています。
ピラティスの効果を体験していただいて、プライベートレッスンでさらにピラティスの奥深さを知っていただきたいと思っております。
プライベートレッスンのメリット・デメリット
メリット
- 自分専用のプランを立ててもらえる
- 身体の変化が早い
- 効果が長続きする
デメリット
- 料金が高い
- 先生との相性が大切
グループレッスンのメリット・デメリット
メリット
- 料金が安い
- 他の人から刺激をもらえる
- 手軽に始められてピラティスの魅力を知ってもらえる
デメリット
- 自己流になる
- 細かい指導、修正ができない
- 身体が不調になる事も…
さいごに
ピラティスのグループレッスンをしていく中で、
「人によって身体が違うこと」
「私がレッスン中に行う説明に対する受け取り方が違うこと」
とグループレッスンの難しさを感じていました。
「ピラティスの良さをもっと分かって欲しい」という思いからピラティスプライベートスタジオを立ち上げました。
ぜひ多くの方にピラティスの魅力を知っていただきたいと思い、私も日々勉強をしてアップデートしていきたいと思います。